マイラブ通所 第2回 2003年7月15日

旅行コトをいまさら by かっきー

 まだ始まったばかりなので、徐々に盛り上げていこうと思います。今日は、昨年9月に行った旅行コトをいまさら。
 
 その頃は通所に行くのがほんと大好きで、行く度充実感に包まれていた。それぞれが勝手に自分のことを主張して、それを周りが受け止めてくれる空間。

 夏の終わりの箱根旅行を、私はかなり前から心待ちにしていた。旅行の準備には、多大の考慮が必要である。その考慮に関して、あたしはあまり覚えていないのだが、それは通所ボラの姉御である黒田さんがしきってくれたおかげだろう。

 旅行初日、心は弾み、すでに利用者が乗り込んでいるバスに私も乗車した。みんな、あたたかく迎えてくれた。旅行は、普段の活動やイベントとは明らかに違う匂いがしていた。何も問題がなければそれでいいのだが、何かが起こりそうな予感。たまらない(笑)。バスの中ではみんなでおそろいのおにぎりを食べ(Aさんの食事介助がうまくなったと足立さんにほめられご満悦)、とくに道路も混むことなく、立ち寄り地の「星の王子様ミュージアム」に着いた。私は、鈴木さんと共にFさんの担当だった。ミュージアムはとてもかわいらしいものだったので、自分も存分に楽しめた。

 宿の傍まで来ると、急な下り坂。歩けるボラ一同はその坂をバスから降りて昇ることになった。坂を走ると、「ついに来たんだな」と実感が沸いた。さて、着くと即お風呂に入ることになった。裸のつきあいの始まりである(笑)。中でもグラマーだったのは・・・?
ボラ4人でEさん・Fさん・Gさんの介助を行った。

 晩御飯はお酒も出て、確かとてもおいしかった。仲間と食べるおいしいものはまた格別である。ご飯が終わると、みんなで花火をした。

 ・・・ここからが旅行での事件。Fさんが発作を起こした。ひとつの部屋に集まってUNOをしていたのだが、急に苦しくなってしまったらしい。「足立さん・・・黒田さん・・・」と必死に呼ぶFさんの声。

 私は、急に起こった事態に驚愕してしまい、何もしゃべれなくなってしまった。障害者の弱さを直に見て、なにもできない自分に少し腹が立った・・・。

 その晩、Fさんは落ち着き、やがて眠った。

 私も、良き通所友「しまこ」と少し語ったあと、いつのまにか意識を失ったのだが、Fさんの呻き声で目が覚めた。近寄ってみると、うつぶせになって苦しそうにしているFさん。しかも布団から飛び出ている。私は一生懸命もとに戻そうとしたのだが、Fさんはまた寝ていた(笑)。また飛び出していかないように、私はFさんの隣に寝ることにした。

 次の日はのどかな朝で、みんな眠い目をこすりながらアウトレットへ。アウトレットでは、普段は自分であまり買い物をしない大野さんと、一緒に靴を選んだのが、とてもいい思い出だ。 アウトレットを出る頃になると、雨が降り出した。それまで降らなくて、良かった。

 帰りのバスでは、みんな疲れていたが、金星さんのおみやげの帽子をみんなで被ってみたりと、最後まで楽しい旅は続いた。
 
 利用者がお母さんに迎えられて次々と降りてゆく。この夏最後の旅が・・・終わる。


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